みにまむAIのテックブログ

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ブロックチェーンやスマートコントラクトの可能性について考えるブログ。最近では人口知能も視野に入ってきました

気になる海外のブロックチェーンスタートアップ9選

 

フィンテックの”テック”の中でも多岐にわたるテクノロジーがありますが、いま筆者がとりわけ興味を持っているブロックチェーンテクノロジー。

 

MITメディアラボ 所長の伊藤 穰一さんは以下のように語っています。

ブロックチェーンには、インターネット並みのインパクト、そして多くの機会とイノベーションを解き放つポテンシャルがある

ブロックチェーンは現在、基本的な規格すら統一されておらず、技術的なインフラがまだ整っていない。ブロックチェーンの現状を、インターネットに例えるなら、まだプロバイダができていないのに、米eBayのアイデアを実現しようとしているようなものだ。

 

伊藤さんのおっしゃる通り、ブロックチェーンは強力なポテンシャルを持っている反面、インフラやそれに伴う法律などがまだ整備されていないのが現状です。

 

ですがこのような現状でも、続々と世界中からブロックチェーンをサービスに使用したスタートアップが生まれてきています。

以前、気になる日本のフィンテックスタートアップをまとめさせていただいたのですが、今回はフィンテックのような大きいカテゴリーではなく、ブロックチェーンにフォーカスを当てたスタートアップを9選まとめました。 

 

なんで10選じゃないのと思われるかもしれませんが、笑 

筆者が気になったのが9社だったのでそこは悪しからずmm

 

1, Provenance

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Provenanceは、Jessi Baker氏とDr Jutta Steiner氏の指導のもとブロックチェーンを使用したトレーサビリティ・システム・プラットフォームを提供しており、両者ともにサプライチェーンエンジニアリングと暗号化に深い理解を持っています。
Provenanceはブロックチェーン上にプラットフォームを構築しており、外部からの改ざんの心配もなく、高い透明性を担保したまま製品の情報、所有権の登録・移転・履歴、生産地など製品自体の情報を手に入れることができ、これにより従来のサプライチェーンマネジメントが必要なくなり、安価で高品質な製品を手に入れることが可能となっています。
 
 
 

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リード開発者 Guy Ziskind氏とOz Nathan氏をはじめとし、MITコネクションサイエンスで学部ディレクターの Alex Pentland氏のアドバイスのもと、様々な分野で情報データの暗号化を行いプライバシーを守る分散型クラウドコンピューティングプラットフォームを開発しています。
通常、計算処理を行うデータの所有者ごとに開封可能なパスワードを持つ必要があるのですが、ブロックチェーンを使用してトランザクションは秘密分散法を採用しているため、Enigmaのプラットフォームでは特定のパスワードを所有する必要はなく、データの計算を行い暗号化することができます。
 
 
 
3, ConsenSys

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Consensus Systems (以下: ConsenSys) は、Joseph Lubin氏のリーダーシップのもと、イーサリアムブロックチェーンを基盤にしたブロック・ソリューションをエンタープライズ向けに提供する企業です。
イーサリアムブロックチェーンを適応させたインフラ基盤、インターフェイス、ウォレットIDなどのコア要素構成や分散型アプリケーションの開発など、ソリューションの構成・導入・適応を一貫して行っており、同時にブロックチェーン専門企業向けコンサルティングや、ラピッドスタート可能なクラウドプラットフォームなど幅広くサービス展開をしています。
 
 
 
4, Ethcore

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開発者Gavin Wood氏が率いるイーサリアムプロジェクトのオフショットです。Ethcoreはブロックチェーンテクノロジーの先駆者であり、技術開発者の中核であるオールスターたちが一同に集まっているエンジニア組織である。
彼らは常に企業向けの最先端ソフトウェア・ソリューションを開発しており、分散化技術の完全化を目指している。
 
 
 
5, IPFS

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The Inter Planetary File System (以下:IPFS)は、先見の明を持つ技術者Juan Benet氏によって設計されました。
Benet氏の「今日のWebは中央集権になってしまっている」という危機感の元、開発されたのが、ピア・ツー・ピアで同じファイルシステムに保存、接続、使用が可能であり、Web作成をも可能とする分散ファイルシステムです。これにより、サーバーダウンによる利用停止などの心配が必要なくなるといわれている。
 
 
 
6, Colony

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元アーティストデザイナーであるJack Du Rose氏によってリード開発されているColonyは、世界中の人々がオンラインで一緒にプロジェクトを開始することを可能にしたソーシャルコラボレーションプラットフォームを提供しています。
 
 
 
7, Slock.It

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Slock.itは、イーサリアムプロジェクトの創始者の一人であるStephan Tual氏とJentzsch兄弟のSimon氏とChristoph氏によって創設されました。
ブロックチェーンテクノロジーをIoTに使用し、分散型シェアリングエコノミーの実現を目指しており、これにより仲介者を挟む必要がなく、個人間で自分の財産を誰にでも共有することが可能となります。新興の共有経済インフラに革命をもたらす可能性を秘めたプロジェクトであるのではないでしょうか。
 
 
 
8, Backfeed

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理論物理学者であるMatan Field氏によって創設され、分散型組織のための社会的なオペレーティングシステムサービスを提供しています。
Backfeedは分散管理ツール、株式分割方式、クラウドソーシングのメカニズムや共同評価およびコンテンツキュレーションのためのブロックチェーンアプリケーションの開発を行っています。
 
 
 
9, Ethereum

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Ethereumはダウンタイムの可能性がなく、改ざん、また第三者の干渉を受けずにプログラム通りに実行されるスマートコントラクトを実行する分散型プラットフォームです。
Ethereumのアプリケーションは、カスタマイズしたブロックチェーン上で実行され、値を移動することで財産の所有権を表すことができる非常に強力な共有グローバルインフラストラクチャーといえます。イーサリアムのリーダーは先見の明を持ち早熟した少年Vitalik Buterin氏です。
 
 
 
どのチームも、実際にある社会問題を解決するために動き出したスタートアップばかりです。
それぞれのプロジェクトが素晴らしい想像力と可能性を秘めていることがわかります。
 
各プロジェクトが最終的にどのようにエンドユーザーと関わっていき、私たち人間社会へと馴染んでいくのか。まだわかりませんが、期待が寄せられていることは間違いないでしょう。