みにまむAIのテックブログ

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ブロックチェーンやスマートコントラクトの可能性について考えるブログ。最近では人口知能も視野に入ってきました

インターナショナルブロックチェーンウィーク2016とはなんぞや

みなさんご存知でしょうか。
2016/09/19より約一週間 INTERNATIONAL BLOCKCHAIN WEEKと称したブロックチェーンの国際会議がおこなわれました。
 
なんぞやその一週間は、という感じですよね。
 
 
サクッと説明しますと、イーサリアムの創設者であり、Wanxiang Blockchain Labsでチーフサイエンティストを務めるVITALIK BUTERINを始めとして、総勢37名のゲストスピーカーを迎えて行われたアジア一の規模(たぶん) を誇るBlockchainカンファレンスです。
 
この一週間は主に3つのカテゴリーに分けられていました。

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初日から3日間おこなわれたDEVCON2カンファレンス、2というだけあって1は昨年ロンドンで開催されており、世界中からディベロッパーたちやビジネスサイドの人が集まり自身のプロダクトに関するスピーチや、企業の動向を交換し合う国際会議が行われました。
残念ながら筆者はチケットが取れずに行けませんでしたが。。涙
 
 
 ですがですが!今回はDEVCON2のみですが潜入できました!いえーい
(スポンサーが各自違うため資金の都合上DEVCON2のみっす。つら。)
 
 
ので、つらつらと感想を交えてお話しさせていただきます。
  

そもそも、DEVCON1、DΞVCON2のテーマであるイーサリアムとは?

イーサリアムとは、現在最も有名とされているブロックチェーンプロジェクトの一つです。ディベロッパーたちはイーサリアムブロックチェーンをベースに広範囲にわたるアプリケーション開発に貢献しており、ブロックチェーン業界最大のオープンソース・コミュニティを形成しています。
今回のDevcon2ではそれぞれのイーサリアム開発コミュニティより代表者または主要メンバーによるプロダクトの進捗状況や最新情報のスピーチを聞くことができました^^
 
ブロックチェーン技術に焦点を当てたフロンティア研究機関であり、社会や起業家たちのためにブロックチェーンを使用した技術開発、ビジネスアプリケーションや産業戦略などのソリューションを提供している中国の企業です。
 
 
<カンファレンス会場入り口>

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<DΞVCON2スポンサー一覧>
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カンファレンス初日はVITALIKがメインスピーカーで話すスピーチが多く見受けられました。 
また、自身が手がけるイーサリアムプロジェクトの進捗状況や今後のスケジュールを教えてくれました。
 

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最近イーサリアムという言葉を聞く機会も増えてきましたが、そもそもイーサリアムプロジェクトはまだ未完成のプロジェクトです。完成までの各リリーススケジュールはSTEP1からSTEP4に分けられており、現在のステータスはSTEP2を終え、STEP3へと入ったところです。今回のDevcon2では、そのSTEP3に当たる”Metropolis”のイントロダクションを話していました。

STEP3のMetropolisでは、STEP1、2と違いユーザービリティの改善にフォーカスを当ており、わかりやすいユーザーインターフェースと外部のディベロッパーに対してのソリューションを提示してくれるそうです。
 

ちなみに、下記はVITALIKが自身のブログで公開しているイーサリアムプロジェクトのリリーススケジュールです。

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また、今後のイーサリアムプロジェクトの開発において、プルーフオブステイク(Proof of stake)*とシャーディング(sharding)*が最大のマイルストーンとなっていきます。
 
最後にはSTEP4"Serenity"の予告をしてくれました。STEP4 "Serenity”では、マイナー(採掘する人)がなくなり、バリデイター(ネットワークを認証する人)に切り替えることを目指しており、これにより理論上トランザクションの時間が約12秒から約3秒にすることが可能とのこと。当初は15tx/12秒と考えられていたが、実際の実験結果では約14秒ほどかかっています。
 
STEP4”Serenity”が完成した時、一回あたりのトランザクションが早くなり、かかるコストも更に削減することができ、それだけでなく今以上のセキュリティの強化も可能となるのです。
 
 
うーんすごいですね。
 
そもそも、これまでのブロックチェーンはそれ自身の機能が偏っていて、汎用性に乏しいものでした。今まではそれで問題がなかったし、よかったのかもしれません。
しかし時代とともにテクノロジーは発達し、私たちは画期的で汎用性のある”スマートフォン”という新しいデバイスを手にすることができました。これにより、必然的にブロックチェーンも従来のものからさらなる進化を求められるフェーズにあります。
イーサリアム開発における重要なマイルストーンが明確となった今、さらなるセキュリティ強化やユーザー満足度の向上が期待されます。またSTEP4が完成した時、イーサリアムはブロックチェーン業界で確固たる地位を築くことができると思われます。今後もVitalikを始め、イーサリアムプロジェクトから目が離せないです。
 
 
End.
 
用語解説
*ユーザービリティ:ユーザビリティ(usability)とは、一般には製品やソフトウェア、Webサイトなどの「使いやすさ」や「使い勝手」を表す
*ユーザーインターフェース:ユーザーインターフェースとは、コンピュータシステムあるいはコンピュータプログラムと人間(ユーザー)との間で情報をやり取りするための方法、操作、表示といった仕組みの総称
*プルーフオブステイク(Proof of stake):分散合意形成アルゴリズム(コンセンサス・アルゴリズム)の一つ。コンセンサスの際のコストを大幅に削減し、安全性を高めることが可能。
*シャーディング(sharding):データを複数のサーバに分散させる機能。ネットワークを維持したまま、毎秒、数千人のトランザクションをチェーン上でスケーリングさせることが可能
*マイルストーン:システムやソフトウェアの開発において、重要な節目・区切りとなる工程や行事、発行物などのことを指す。
*トランザクション:ソフトウェアの処理方式の一つで、互いに関連・依存する複数の処理をまとめ、一体不可分の処理単位として扱うことをトランザクション処理と呼び、そのような処理単位をトランザクションという
*スケーリング:対象の規模に応じて増減、拡大、縮小すること
*コンセンサス:意見の一致、合意
*マイナー:採掘する人
*バリデイター:ネットワークを認証する人