みにまむAIのテックブログ

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ブロックチェーンやスマートコントラクトの可能性について考えるブログ。最近では人口知能も視野に入ってきました

DEVCON2 in Shanghai

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以前にインターナショナルブロックチェーンウィークのことを書かせていただきました。
(下記参照。まあ主にDEVCON2のことなのですが。)
 
DAY1のみだったので、せっかくですしDAY2とDAY3も書かせていただこうかと思います。
と言っても長いカンファレンスで全てをお伝えすることは難しいので、おもしろそうなプロジェクトをいくつかピックアップしました。
 
DAY1では技術サイドのスピーチが多かったのですが、DAY2、3はよりサービスやプロダクトのスピーチが多く、ビジネスサイドのオーディエンスが多く見受けられました^^
 

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〜 DAY2 〜
Ether.Campの創設者でありCEOであるRoman Mandeleil氏は、自社プロダクトの進捗とビッグニュースをプレゼンテーションしてくれました。
 
IPFS とブロックチェーンをインテグレーションさせたプロダクト”INFURA”についてコンセンシスのHerman Junge氏が語ってくれました。
 
GitHubにおける既存の問題を”Mango”がいかにカバーし、それによって更なるGitHubの利便性の向上と発展をAlex Beregszaszi氏は語ってくれました。
 
 
〜 DAY3 〜
David Dias氏とJuan Benet氏は libp2pとdevp2pの異なったライブラリを比較し、それらの歴史をトレースし、プロトコルの相違点と類似点について説明してくれました。
 
コンセンシスのRouen Heck氏とDr. Christian Lundkvistは、鍵のマネジメントとアイデンティティについて語ってくれました。
 
 
各スピーチをまとめて書いたのですが、少し長いのでそれぞれ分けさせて頂きました。すいません。
 
 

DEVCON2へ参加して

今回上海で行われたEthereum Devcon2でしたが、さすが ”イーサリアム” という世界的にも有名なブロックチェーンプロジェクトの一つだけあり、本当に世界中から色々な職種の人が来ていました。去年の11月のDevcon1に参加されていた方に話を伺ってみると、来場者数は確実に増えていて、また上海だからかもしれないが圧倒的にアジア人の参加者が増えたと言っていました。それほどまでにイーサリアムというプロジェクトは世界的に注目を集めてきているということでしょう。
まだリリースに至っていないものも多いが、イーサリアムブロックチェーンやIPSFを使用したプロダクトはとても興味深いものでした。
 
また先日のDAOの件もあり、全体的にセキュリティ面に訴求を当てたカンファレンスだったのではないでしょうか。
セキュリティー研究者の Martin Swende氏、コーネル大学のPhilip Daian氏、そしてイーサリアムの創設者であるVitalik Buterin氏を迎えて、イーサリアムスマートコントラクトのセキュリティの課題と発展についての議論がとても印象的だったのを覚えています。
イーサリアムプロジェクトを現代の社会に障害なく取り入れていくためには、やはりセキュリティは特に解決しなければいけない課題といえます。資産に直結するイーサリアムコミュニティのプロジェクトたちは、本来万が一の失敗も許されません。
 
いかにイーサリアムを正確かつ迅速にアップデートをおこなえるかで、今後、社会への適応のクオリティが変わっていくのではないでしょうか。
 
 
End.
 
用語解説
*インテグレーション(業界用語:アンカリング):複数の異なる要素を組み合わせ、一体として機能するようにすること
*IPFS:分散ファイルのインターネットシステムであり、現在のHTTPの過重負荷を減らすプロジェクト
*libp2p:P2P通信を実現するライブラリ
*devp2pP2P通信上にイーサリアムをのせたライブラリ
*ライブラリ: プログラム言語において、ある特定の機能を持つプログラムを定型化して、他のプログラムが引用できる状態にしたものを、複数集めてまとめたファイル
*トレース:不具合を生じるプログラムのどこに問題があるか突き止めるために、命令の実行を順番にたどっていくこと
*プロトコル:コンピューター間で、データをやりとりするために定められた手順・規約
*GitHub:コードを共有したり公開するためのサービス