みにまむAIのテックブログ

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ブロックチェーンやスマートコントラクトの可能性について考えるブログ。最近では人口知能も視野に入ってきました

そろそろちゃんと理解したい!最新のテクノロジー「ブロックチェーン」とは?

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2016年はブロックチェーン業界やそれに関連する業界が賑わいを見せた年でした。
日本国内では、IBM主催のイベントや、WIREDが行った「WIRED CONFERENCE」、東洋経済新報社とスマートコントラクトジャパンが共催で行った「Smart Contract conference」など、ブロックチェーンを題材とした大規模なカンファレンスが頻繁に開催されました。

日本にとどまらず、中国の上海やドバイでもブロックチェーンをテーマとしたイベントが行われました。 また、ブロックチェーン推進協会(通称BCCC)や、世界初の国際ブロックチェーン事業団体「GBBC」などのブロックチェーンを推進する団体も設立されました。


今、世界中でブロックチェーンが注目されているのは揺るぎもない事実です。今一度、しっかりとブロックチェーンを知っていきましょう!

 

今更聞けない!ブロックチェーンとは?

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ブロックチェーンとは、整合性、透明性を担保した分散型ネットワークのことを指します。
最近よく耳にする「ビットコイン」という仮想通貨の基盤システムには、このブロックチェーンが使用されています。役割としては、ビットコインの電子データを送受信する際に、発生する各取引データを時系列順にブロックに格納しています。各ブロックが直前のブロックとチェーン上につながっているため、改ざんが極めて困難とされています。

 

ブロックチェーンを使用する4つのメリット

従来の取引モデルでは、取引の仲介にプラットフォームやマーケットプレイスなどの信頼のおける第三者機関を介在させることで、カウンターパーティリスクを軽減させて取引を担保していました。また、中央管理型システムを置くことで国家間で仕様が異なり、中央管理者が不正・改ざんをする可能性を排除することが難しいとされています。このような安全性を確保したシステムの維持や管理には、高額な費用がかかってしまうのが課題とされていました。

 

しかし、ブロックチェーンテクノロジーを導入することにより、上記の問題を解決してくれる4つのメリットが発生します。

・整合性
過去の取引データを格納し、全てを検証しているため二重取引が不可能
・透明性
全ての取引データを全ての人が閲覧可能
・可用性
実質ゼロのダウンタイム
・分散性
分散管理のため、管理者の恣意的な改ざんが極めて困難

 

ブロックチェーンテクノロジーにより、整合性、透明性を保ちつつ、実質ゼロ・ダウンタイムな分散型データベースシステムを構築することが可能となるのです。これは企業側にとっては導入する余地が十分にあると思われます。

 

次なる可能性「スマートコントラクト」とは?

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ブロックチェーンテクノロジーにより、今後の可能性として「スマートコントラクト(契約の自動化)」の実装が実現可能と考えられています。

スマートコントラクトとは、1990年代にコンピュータ科学者であるNick Szabo氏が提唱した概念で、契約の自動化のことをいいます。契約を結ぶ当事者同士である契約者同士が契約に合意した場合のみ、契約内容に基づいてネットワーク上で自動的に契約が履行されるといった仕組みで、利用者が必要な金額を投入し、特定のドリンクのボタンを押す自動販売機の販売スタイルがそれに当たるといわれています。

このスマートコントラクトを利用した取引モデルでは、予め取引が不成立になった際に自動履行する内容を決めておくことができ、取引不成立の際はその契約内容に基づいて取引を自動履行することが可能なため、信頼のおける第三者機関を介在させて取引をする場合よりも、効率的にカウンターパーティリスクを排除することができます。

 

このスマートコントラクトも企業側から見るとメリットが高く、自社サービス導入の余地があると考えられているのです。

 

ブロックチェーンを使用したサービス ~3事例~

現在、ブロックチェーンのテクノロジーは世界中の企業から注目されており、仮想通貨のみならず、さまざまなサービスが生みだされています。今回は3つの事例を紹介させていただきます。

 

1. Slock.it

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ブロックチェーンテクノロジーをIoTに使用し、分散型シェアリングエコノミーの実現を目指しており、これにより仲介者を挟む必要がなく、個人間で自分の財産を誰にでも共有することが可能となります。新興の共有経済インフラに革命をもたらす可能性を秘めたプロジェクトであるのではないでしょうか。


2. Everledger

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ロンドンに拠点を置くEverledgerは、ダイヤモンドの品質証明書を発行するインド、アメリカ、イスラエル、ベルギーなどの関連機関と協力し、鑑定書のデジタル化を行なっています。またそれと同時に、ダイヤモンド本体をスキャンし、それぞれのダイヤモンドに固有のIDを割り振り、それらすべての情報をブロックチェーンに格納して管理を行っています。これにより、原産地から消費者までを網羅した取引の全プロセスをいつでも誰でも自由に閲覧することが可能となります。

 

3. Provenance

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Provenanceはブロックチェーン上にプラットフォームを構築しており、外部からの改ざんの心配もなく、高い透明性を担保したまま製品の情報、所有権の登録・移転・履歴、生産地など製品自体の情報を手に入れることができ、これにより従来のサプライチェーンマネジメントが必要なくなり、安価で高品質な製品を手に入れることが可能となっています。

 

まとめ

IT技術が飛躍的に進歩したいま、これまでインターネット上で物を買うにも契約を結ぶにも必ず必要だった「信頼のおける第3者(仲介業者)」が不要になる、といった既存の常識や概念を破壊してしまうブロックチェーンの様なインパクトを持ったテクノロジーが生まれてきています。
今後ブロックチェーン市場は、人工知能やIoTなど既存のテクノロジーとかけ合わさり、さらなる市場の成長が見込まれています。そんな今こそ、サービスの要となるテクノロジーへの知識や認識の見直しをするべきではないでしょうか。

 

それでは。